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日本語必笑講座 (講談社文庫)
清水 義範
価格: ¥600 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 2003/11
ISBN: 4062739003
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 45269位
発送可能時期: 在庫あり。

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チンする
 「言葉」をテーマにした,色々なお話。
 「裏技付き 読書感想文書き方講座」などは実践的に使える内容で,これを読むためだけでも買って損はないと思う。

《十年くらい前のことだが,金田一春彦先生が,そろそろあの語も辞書に収録すべきだろうかと考えている,とあるテレビ番組の中で言っていた。その語とは,「チンする」である。電子レンジでチンしてあたためる,という時の「チンする」だ。
 ところが金田一先生がそう考えた頃から,電子レンジは「チン」といわなくなったのだ。「ピッピッ」という音をたてるように変化した。そうしたら「チンする」ということばもあまり使われなくなり,結局これが辞書に採用されることはなかった。》(97頁)
 確かに,電子レンジは「チン」と言わなくなった。しかし,そうなって久しいが,未だに「チンする」という言い方は一般に使われているように思われる。
 言葉にうるさい清水義範でさえ読み誤る,ことほどさように日本語は微妙なものだ。
ごく一部の難はあるけれど
アーシーという外人との対談で外国人の日本語への意識と著者の日本語への意識がそっくりなことから著者の日本語への意識の高さが分かると思います。爆笑するといった感じではなかったし、語源についての章でいきなり1人芝居するのはちょっとわざとらしくて読むのが苦痛でしたが、ほくそ笑みながら色々な日本語に関する知識や歴史、エピソードなどが知ることができて面白かったです。
曖昧な日本語の急所をつく!
本当に清水さんは鋭敏な日本語感覚を持っている。
我々日本人が当たり前に使っている日常の日本語に、なんと曖昧でいい加減な用法が多いのかを気がつかされる。
表紙にもあるが、「猫の缶詰」というのは我々は良く使う言葉だ。
しかし、それでは、厳密に言えば、「猫用の缶詰」という意味と、「猫を材料にした缶詰」の2通りがあるのだ。
「鰯の缶詰」だって、「の」しか使っていない。これだっで、「(鰯が食べるための)鰯用の缶詰」と捉えることも出来るわけだ。
日本語の曖昧さをネタに、笑わせてくれる。
無農薬を使ったみかん?
清水氏のことばに関するエッセイは、相変わらず面白くてためになる。この本では「ことばの見本市」の章が面白かった。政治家のことば、スポーツ解説のことば、おばさんのことばなどが取り上げられている(日本人の好きなことばは、79年、90年、96年いずれもトップは同じ。何だと思いますか?)。「ヘンナ語みっけ!」の章は糸井重里氏の『言いまつがい』のような内容。「無農薬を使ったみかん」なんて、おかしいけど言いそう。
「官僚ことばに一番似ているのは、かなり堅い、難しい学術的な英語の本を、下手な翻訳者が訳した日本語の本」なんて指摘もある。言葉や日本語に興味のある人におすすめの本。先の日本人の好きなことばは「努力」だそうです(放送文化研究所調べ)。うーむ。
やられた
「ここで犬のフンをしないでください」を見た瞬間に手にとりました。いろんなヘンナ語への突っ込みが絶妙!まるで自分が突っ込み名人になったかのような錯覚になるほど。
そして、ありがちな表現や語法に「確かに」とうなずき、そして笑える。

たわいない昔話を事件に見立てて、実際にそれが起こったかのような技法は清水本ならではで・・・もう完敗です。(笑い)涙で前が見えません。電車で読めません。




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