幽霊として自分を殺した犯人を追う刑事、このキャラがとても人間臭くてイイ奴です!
幽霊としての自分に不安を抱きながらも、刑事としての自覚を持って立ち向かっていく姿が
とてもよろしい!
空は飛べるけど、常人離れしてない等身大の姿が、幽霊だとしても身近なキャラに感じます。
ただ一人、職場の同僚だった霊媒体質を持つ人間だけが彼の存在を認識し、
共に犯人(もう分かっている訳ですが)を追及してくれます。
独り言の増えた様子に不審がられているこの彼がまたナイスガイです。
彼の事を思ってくれているのに、彼の姿を見る事の出来ない恋人。
ラストは完全ハッピーエンドと言い切れないかもしれないけど、絵空事じゃない
現実味があって、いい結末でした。涙が溢れました。
有栖川さんはこんなお話も書けるんだと、新たな一面を見た思いです。
幽霊刑事(デカ) (講談社文庫)
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タイトル通りのこてこての設定ですが、
作者の力量があれば、
読ませてしまうものが出来るのだなと思わせる良本。
推理小説としてのプロットは、ちょい甘ですが(笑)。
でも余韻は最高です。
作者の力量があれば、
読ませてしまうものが出来るのだなと思わせる良本。
推理小説としてのプロットは、ちょい甘ですが(笑)。
でも余韻は最高です。
最初の方はこれからどうなるんだろう??とわくわくしながら読みました。
ただ、須磨子のキャラクターがどうにも薄く感じられ、
付き合っていた割に妙に上辺の綺麗な所しか見せ合っていないような
印象を受けました。後輩の早川の方がよっぽどうまく描かれてます。
そして、一番残念なのが、犯人とその動機の部分……。
引っ張って引っ張って、じらした結果がこれかと。
面白くないわけじゃないけど、色々と惜しい作品だと思います。
ただ、須磨子のキャラクターがどうにも薄く感じられ、
付き合っていた割に妙に上辺の綺麗な所しか見せ合っていないような
印象を受けました。後輩の早川の方がよっぽどうまく描かれてます。
そして、一番残念なのが、犯人とその動機の部分……。
引っ張って引っ張って、じらした結果がこれかと。
面白くないわけじゃないけど、色々と惜しい作品だと思います。
2000年の単行本、2002年の講談社ノベルスの文庫化。
殺人の被害者が幽霊としてよみがえり、犯人と真相を突き止めていく話。この設定自体はありふれているから、ポイントは、どういうふうに料理するかということになる。結論から言えば、まあまあよくやっている。
トリック自体は単純。読者の大部分はかなり早い段階で真相に気付いてしまい、じりじりしながら読み進めることになるだろう。しかし、それでも読ませてしまうところが著者の技術。
残されたフィアンセとのロマンチックな恋の物語も、うまくまとめてある。このあたり、実に物語りづくりが上手い。ラストの余韻には納得させられた。
いい話だ。
殺人の被害者が幽霊としてよみがえり、犯人と真相を突き止めていく話。この設定自体はありふれているから、ポイントは、どういうふうに料理するかということになる。結論から言えば、まあまあよくやっている。
トリック自体は単純。読者の大部分はかなり早い段階で真相に気付いてしまい、じりじりしながら読み進めることになるだろう。しかし、それでも読ませてしまうところが著者の技術。
残されたフィアンセとのロマンチックな恋の物語も、うまくまとめてある。このあたり、実に物語りづくりが上手い。ラストの余韻には納得させられた。
いい話だ。
なかなか感動させていただきました。終盤、ちょっとホロッと来たかも。
普通なら殺した犯人を捕まえるようにもって行き、司直の手に渡すなり、復讐するなりしそうだけど、さすがは有栖川さん、幽霊の設定もきちんとしており、また事件も一筋縄ではありません。
幽霊になった主人公の独白が少し長く感じましたが、私の個人的な見解で、そこが良い、というひともいるでしょう
普通なら殺した犯人を捕まえるようにもって行き、司直の手に渡すなり、復讐するなりしそうだけど、さすがは有栖川さん、幽霊の設定もきちんとしており、また事件も一筋縄ではありません。
幽霊になった主人公の独白が少し長く感じましたが、私の個人的な見解で、そこが良い、というひともいるでしょう



