ともかく面白い内容の本だ。これだけの緻密な情報を詰め込み、それが全体として日本国大崩壊に向けて、小泉政権と共に雪崩れ込もうとしている様子か、読後感として強烈に残る本である。「北韓国・南朝鮮と呼ばない不思議」という指摘は、目から鱗が落ちるものだったし、「東条英機を始めとする七人のA級戦犯が戦勝国によって絞首刑になった翌日に釈放された、同じA級戦犯の岸信介が数年後に総理大臣だというのは、アメリカが傀儡政権樹立のために仕組んだというより、岸信介が悪魔に魂を売った行為であって、戦後の日本政治最大の汚点である」という文章を読み、野垂れ死にした森喜朗内閣を支えて、無能政治の同罪を担っていた小泉純一郎が、高い支持率で首相になった構図と重なり、日本人は同じ過ちを繰り返して気がつかないと思った。多くの教訓的なことが読み取れる本である。
日本国大崩壊―アカシックファイル (講談社文庫)
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