シリーズ第4弾。
今回は更に厚みがまして約1,400ページにも渡る大長編となっています。
今回のテーマは「禅」!
舞台は箱根の山奥、明慧寺。
登場人物はとにかく坊主が多いです。
坊主、坊主、坊主、坊主、坊主・・・・また坊主(笑)
しかし、ストーリーの構成は過去3作を含めても最高の出来ではないかと思います。
シリーズ4作目にして最もミステリーらしい作品になっています。
容疑者は皆坊主ですが、最後まで目まぐるしく状況が変化し、ラストに明かされる真実には驚愕させられます。
難解な漢字の専門用語が非常に多く登場しますが、相変わらず美しく読みやすい日本語のおかげで、1,400ページもの分量にも関わらず、すんなりと読み進めることが出来ます。
薀蓄も相変わらずいい味出しています。
難解な「禅」を京極堂がいつもの調子で説明してくれるので、「解説」にも書いてあるとおり、そこらの入門書よりも良質な禅の解説書にもなり得るほどです。
仏教・禅の専門用語が多いため、難解といえば難解かもしれませんが、丁寧に読んでいけば必ず付いていけます。
大学受験で日本史を選択していた人はやや有利かもしれません。
それにしても、毎度のことながら京極夏彦氏の博識ぶりには驚かされます。
禅という奥の深くて難解なものを題材にして、これだけ面白いミステリーを書けてしまうなんて凄いという他ないです。
文庫版 鉄鼠の檻 (講談社文庫)
|
百鬼夜行シリーズ第4弾は箱根山中の謎の寺院にまつわる殺人事件。次々に殺されていく禅僧。関係がありそうで、誰でも犯人になりそうな状況下、禅寺という世間常識の通用しない異界での事件に翻弄される警察。その結界の中の砂上の楼閣が京極堂によってあばかれ、がらがらと崩壊してゆくそのストリー展開には感心させられます、禅は知っているようで、全く未知の世界であったことが新鮮でした。今回は第1作とも関連があり、ファンにはおいしいところです。迷探偵榎木津も大活躍。楽しめた作品でした。
今作の中枢には、常人の見解や知識では推し量れない程の禅や宗教の来歴がたっぷり盛り込まれています。
それが京極夏彦氏作品の魅力とは思いますが、まずその説明が相変わらず長く、宗教関連に興味が無いと厳しいかもしれません。
しかしその蘊蓄に躓き適当に読み進めてしまうと、結末が腑に落ちないものになる可能性は高いです。
勿論それ以外、辞書なみの厚さも苦にならない程に今回も、登場人物や情景の描写はとても素晴らしいです。
京極堂や関口等の主要人物はさらに奥深く作り込まれ、新たな仲間(?)益田刑事が加わり、久遠寺院長が再登場と、兎に角役者には事欠きません。
舞台設定も、雪に覆われた山奥にある謎の寺院に不信な僧達、そこに現れる不気味な少女等。
いくらでも話が広がりそうな骨組となっています。
なので、シリーズ通して読んでいる方には十分満足出来る内容ではないでしょうか?
雪の温泉宿の庭に忽然とあらわれた僧の遺体。
それは、連続する不可解な殺人事件のはじまりでした。
舞台は、山の中にある「知られざる禅寺。」
取材にきた雑誌記者たちの前で、次々と僧達が殺されます。
警察も、修行僧達の独特な対応に捜査が混乱。
たまたま、古書の鑑定のために近くに来ていた京極堂や小説家の関口が事件にまきこまれていきます。
雪の寺の描写の巧みさや、禅についての中善寺の解説が面白く、とても楽しみました。
それは、連続する不可解な殺人事件のはじまりでした。
舞台は、山の中にある「知られざる禅寺。」
取材にきた雑誌記者たちの前で、次々と僧達が殺されます。
警察も、修行僧達の独特な対応に捜査が混乱。
たまたま、古書の鑑定のために近くに来ていた京極堂や小説家の関口が事件にまきこまれていきます。
雪の寺の描写の巧みさや、禅についての中善寺の解説が面白く、とても楽しみました。
禅について、よく書かれています。ともすれば見失いがちな本文も、再三手を変え品を変え説明してくれます。そこがくどいと思われるところかもしれませんが、私には大変助かりました。読み終わった後は「禅でおなか一杯」そんな気分になります。
他の方も書かれていますが、僧侶の名前がたくさん出てきます。苗字であったり、なかったり。禅系統の説明のところでもそうですが、メモ用紙片手にまとめながら読み進めるとわかりやすいかと思います。(おお、これかぁ!と鳥肌が立つときもありました。)
登場人物一人ひとりがとても映えています。過去の作品の人物の意外な活躍ぶりに目を見張るものがあります。
前作に比べ、憑き物落しの部分が短いようですが、うまくまとめてくれます。京極堂に全てを任させていたら、もっと丸く収まっていたのかな、と思います。
決して読みやすい本ではないですが、シリーズ通して読んでいるともっと深く楽しめると思います。(人物のつながりや、過去の出来事など。)でも、知らなかったら知らなかったで、今川君の目線で楽しめます。
関君は、全く何やってるんだか…、は、読み終わった直後の正直な感想です。
他の方も書かれていますが、僧侶の名前がたくさん出てきます。苗字であったり、なかったり。禅系統の説明のところでもそうですが、メモ用紙片手にまとめながら読み進めるとわかりやすいかと思います。(おお、これかぁ!と鳥肌が立つときもありました。)
登場人物一人ひとりがとても映えています。過去の作品の人物の意外な活躍ぶりに目を見張るものがあります。
前作に比べ、憑き物落しの部分が短いようですが、うまくまとめてくれます。京極堂に全てを任させていたら、もっと丸く収まっていたのかな、と思います。
決して読みやすい本ではないですが、シリーズ通して読んでいるともっと深く楽しめると思います。(人物のつながりや、過去の出来事など。)でも、知らなかったら知らなかったで、今川君の目線で楽しめます。
関君は、全く何やってるんだか…、は、読み終わった直後の正直な感想です。



