東京都で何不自由なく暮らす中流以上のお金持ちの人々の
ダークサイドな秘密が覗けます。人生を送る上で、誰でも
失敗はあるわけですが、裏目に出ると、関係者にどうつなが
っていくのか、登場人物の自伝をもとに展開されており、
面白い内容となっています。お金持ちというプライドの高さで
固められた世界の裏には、家庭の不満を不倫で解消する人々や
犯罪絡みの点など、ダーティーな面とは切っても切り離せない
ようだとわかります。フィクションとは思えない内容ですが、
私個人的には、不幸な人生を送る博子に、同情を感じぜずには
いられませんでした。愛とは何なのか問う内容ですが、全体的に
薄情な感じは否めません。
みんなの秘密 (講談社文庫)
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林真理子さんの本は好きで、ほぼ読んでいますが、構成、内容ともにものすごくインパクトの強かった本です。人間の、特に女の「裏」の部分を書かせたら、この人の右に出る方は居ないと思います。
個人的には最後の2編、中年の夫婦の話。医院のお嬢さまであった奥様と、婿養子に入ったお医者様の話が救いであったと思います。本当の愛、の一つの形ですかね。
特に愛し合うようになるまでの過程が好き。
お嬢様である妻に、劣等感を感じてあえて向かい合うことを避けていた夫が、妻に正面から向かい合うことによって生まれた強い絆。
林真理子という作家は、こういう人の、弱くありながら美しい心の動きもかけるのだと改めて思いました。
個人的には最後の2編、中年の夫婦の話。医院のお嬢さまであった奥様と、婿養子に入ったお医者様の話が救いであったと思います。本当の愛、の一つの形ですかね。
特に愛し合うようになるまでの過程が好き。
お嬢様である妻に、劣等感を感じてあえて向かい合うことを避けていた夫が、妻に正面から向かい合うことによって生まれた強い絆。
林真理子という作家は、こういう人の、弱くありながら美しい心の動きもかけるのだと改めて思いました。
人にはそれぞれ言えない秘密があって、それぞれの人が色々なことを考えて生きているのだと思いました。 作品として読む分にには面白ですが、あまりにも日常的なことなので自分の人生に置き換えてしまうと、こんなにも世の中腐ってるのかと正直やる気が失せます。来年から社会人なのでなおさらでした。
短編集ですが、連続性があります。一話目の脇役が二話目の主人公に、二話目の脇役が三話目の主人公に・・・といった調子で各短編が書かれています。たとえば、妻の真意に思い至らず浮気をして悦に入っている夫の視点で描かれたストーリーと、逆にその妻の視点で描かれたストーリーがあったりして夫婦でありながら各々の生活における世界観の違いのようなものが垣間見えて愉しいです。タイトル通りみんなの秘密を覗いたような気分になります。
夫が思う妻の姿、父が思う娘の姿、どれも本当の姿ではない。それは「秘密」というより、もっと厄介な、こわーいものだと感じました。
知らなくていいものなら知らないでいいことが、世の中にはいっぱいあるのに、作者はこれでもか、これでもかとどんどん突き進んでくる。一気に読み終えましたが、読み終わった後、「ジグソーパズルのように、そこにぴったりとはまるなんていう人間関係は、有り得ないんだなぁ」と思ってしまいました。
知らなくていいものなら知らないでいいことが、世の中にはいっぱいあるのに、作者はこれでもか、これでもかとどんどん突き進んでくる。一気に読み終えましたが、読み終わった後、「ジグソーパズルのように、そこにぴったりとはまるなんていう人間関係は、有り得ないんだなぁ」と思ってしまいました。



