『凍える牙』の音道シリーズしか読んだことなかった僕としては、乃南アサがこういう作品も書くのだと,改めて気が付いた一作だった。
読んでいて途中,混乱するが、それが読者をミスリードさせようとしている作者の罠だとは気付かなかった。 でも矛先が違っていてホッとした自分に気付いたということは、完全に作者の術中に嵌っていたということなのだろう。
とにかく次回作を早く読みたくなるという点では、音道シリーズ以上に期待が膨らむ。
窓 (講談社文庫)
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聴覚障害を持つ女子高生・麻里子。家族・友人たちに恵まれ、健常者と同じように過ごしているが、大学受験を期に「やっぱり自分はみんなとは違う」と痛感する。自分の気持ちは誰もわかってくれない、そう思う麻里子は日々悩み、どんどん僻んだ気持ちになる。
そんなある日、地元で「毒入りジュース事件」が発生。事件の重要参考人は、自分と同じ障害を持つ少年。麻里子はそんな少年に興味を持ち、また彼なら自分の気持ちを理解してくれるかも…と期待するが、それは少年と会って、期待は打ち砕かれる。
ますます、自分の中に閉じこもってしまう麻里子。そんなある日、猟奇殺人事件が発生する。しかも被害者は少年の教師。警察は更に少年に疑いの目を向ける。本当に、彼が犯人なのか?
そんなある日、地元で「毒入りジュース事件」が発生。事件の重要参考人は、自分と同じ障害を持つ少年。麻里子はそんな少年に興味を持ち、また彼なら自分の気持ちを理解してくれるかも…と期待するが、それは少年と会って、期待は打ち砕かれる。
ますます、自分の中に閉じこもってしまう麻里子。そんなある日、猟奇殺人事件が発生する。しかも被害者は少年の教師。警察は更に少年に疑いの目を向ける。本当に、彼が犯人なのか?
前作「鍵」に続き面白く読める作品。
ミステリーの要素よりも、そこに描かれている家族関係を中心とした人間模様にこそ注目してほしい。
少女の成長。そして恋・・・。
ミステリーの要素よりも、そこに描かれている家族関係を中心とした人間模様にこそ注目してほしい。
少女の成長。そして恋・・・。
かれらの「その後」を書いてほしいなあ・・・と思わせてくれる良い作品です。
主人公が高校生のためだろうか、比較的易しく、読みやすく書かれている。障害のある高校生の女の子の気持ちや、犯人の犯罪にいたるまでの気持ちなどかなりリアルで理解しやすい。一気に読めてしまった。



