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ミステリーの書き方 (講談社文庫)
アメリカ探偵作家クラブMystery Writers of AmericaL. トリート大出 健
価格: ¥650 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 1998/07
ISBN: 4062638576
おすすめ度:5.0
Amazon ランキング: 4251位
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ミステリー作家志望でも、そうでなくてもOK
ミニサイズですが、情報量は異常なほどあります。
ミステリー作家志望の方は絶対必見!
その他でも必要!
科学捜査の勘違い、ミステリーへの勘違いなど、ミステリー系の方はもちろん必見。
短編小説への偏見を解く、サスペンスの必要性、手直しの大切さ、やり方など、小説家ならもちろん必要!

ただ、結構昔のアメリカのことなので、現代の日本では通用しないことも。(原稿持ち込みなど)
それでも、小説家志望、もしくは小説家の方は必見確実!
私の研究室のゼミの課題図書。
 米国ミステリー作家協会のアンケートをもとに編集された1976年の本の翻訳です。アンケートによる部分と、特定の作家が自分の手法を説明している部分が交互に出てきます。ある意味では、古いです。
 この本の見方は、2つに分かれると思います。ひとつは、古典的なミステリーファンのためのもの。有名な作家が、それぞれどのような作法を採っていたかがわかり、米文学研究としておもしろいでしょう。
 もうひとつは、作家を志す人のため。実際の当時の作家ですら、あらかじめアウトラインを決めておくべきかどうか、という根本問題で、諸説が出てきます。このことによって、うまくバランスよく、アウトラインの必要性とその限界がわかるしくみになっています。
 クーンツの本と同様、本気で作家をめざす後輩たちのためにに、成功した先輩たちが忌憚なく自分の手の内を明かすものですので、内容的な好き嫌いは大きく分かれるでしょう。しかし、好き嫌いではなく、まず読んで、諸説を参考に、自分の考えをよくまとめ直してみましょう。 
作家の数だけ手法もある
筆者が出したアンケートに対する多くの作家たちの答えと、
数人の作家が書く「私はこうしている」が紹介されています。
驚いたのは、金魚からミステリーを生み出す手法で、思わず
「あぁ、そうやるのか〜」と唸ってしまいました。
ピンとこない話は少なく、必ず何か得られます。
それでこの値段ですから、買って損はありません。
お勧めします。
ミステリ創作のヒント満載
 ミステリの書き方の本としては、キーティングのものが有名ですが、こちらは大勢のアメリカのミステリ作家による創作の方法や秘訣がたくさん書かれています。
 そのため、キーティングのに比べると一貫性に欠けるところはありますが、様々な観点から多数の方法が掲載されていますので、そのなかで自分に合うものを選んで実行するとよさそうです。
 発想の仕方やプロットの組み立て方、人物造形の仕方など、作家によってやり方がまちまちですが、役に立つヒントが満載されています。
数百人のミステリー作家のノウハウ
 本書はアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のメンバー数百人の会員全員に6項目のアンケートを送付して代表的な回答を選んだ6つの章を骨格としている。その章は、「なぜ書くのか」「アイデアの見つけ方」「いつ、どんなふうにして書くか」「ステレオタイプを避けよ」「つまずきの処理法」「ミステリーの秘訣」であり、多くの作家の回答がぎっしりつまっている。

 特に「ステレオタイプを避けよ」の章は面白かった。例えばリチャード・マーチン・スターンは次のように述べている。「鉄拳をふるい、種馬のようで、酒が強く、狙撃がうまく、何でも知っていて、どんなことでもやる主人公。もうたくさんだと言いたい。」

 その他、23項目を選んで個々のミステリー作家に執筆を依頼している。例えば、ジョン・D・マクドナルドは「人物に厚みを持たせる方法」を、フィリス・A・ホイットニーは「ゴシック小説とは何か?」を書いている。

 技術的な面もいろいろ面白いが、ミステリー作家の仕事好きも良く分かる。精力的に書き、さらに徹底的に何回も書きなおしている人ばかりだ。それもこれも、ミステリー作家が口で説明できないほど自分の仕事にほれ込んでいるからだろう。
 




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