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タルドンネ 月の町
岩井 志麻子
価格: ¥1,680 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2006/11/02
ISBN: 4062137690
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 142178位
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おそろしくてえげつなくて、ちょっと悲しい話
韓国連続殺人鬼 柳永哲の事件(20人以上の人を殺して埋めていた)をもとした本です。
もうすっかり忘れてたけどこの本読んでニュースとか見たこと思い出しました。タルドンネというのは韓国でいうスラムで犯人の出身地だそうです。

本の70%くらいがエロ&殺戮シーンで相当きついです。おもに出張マッサージ嬢を部屋に呼んでユニットバス内で殺害、解体しててその地獄絵図を克明に描ききってます。

作者は何回も取材で現地を訪れ関係者に会い犯人と手紙のやり取りまでしてたというのでリアリティーありまくりです。こわすぎです。

犯行以外で印象的だったのが犯人を捕まえた刑事(この人も偶然タルドンネ出身)が以前特殊部隊に所属していてその訓練の内容。
ナイフ1本持って山で1ヶ月過ごす訓練とかなら聞いたことがあるしきついけど優秀なサバイバル技術を持つ人間ならやれそうな気がします。けど3日間海上に漂う訓練はちょっと厳しすぎる気が・・・・もちろん飲まず食わず。眠ると沈んでしまうので睡眠もなし!
この訓練で死ぬのは一人や二人じゃないって・・・・すごすぎる!!




奇妙な魅力
作品の主題上残虐な描写が少なくないが、なぜか読後感に陰湿なものが残らないのは作者のパーソナリティーのゆえんであろうか。日本人が目にすることのない韓国の一面を見せてくれた点は大きく評価できる。
ドキュメンタリーでもなく、かといってモデルとなった事件から教訓を見出して読者にお説教する内容でもない、けれども思わず手にとってしまう、奇妙な魅力をもった作品である。
韓国の暗い部分がよくわかる
この本は、韓国の見えない部分が見えたという人と、
単なるエログロ小説と評価する人の、両極にわかれると思います。
私は、タルドンネという地区を実際に訪れたことがありますが、
韓流ブームで目にした韓国の世界とは全く異なる光景が広がっていました。
韓国を感じたことのある人にとっては興味深い小説だと思います。

ただし、日本人女性作家が出演する部分はちょっと余分な気がします。
淡々と主人公を描いてくれた方がよかったです。
それから、街や観光化されてない市場の描写について、
実際に知らない人にはリアリティーが伝わらないかもしれません。



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