いろんな媒体で発表されてきた星野さんの短篇たちが
ようやく一冊になったファン待望の短篇集。帯にある
ようにラテン・アメリカに影響を受けている初期作品
から、最近発表された新機軸の短篇まで、たくさんの
カラーが愉しめる。
まさにこの一冊で「作家・星野智幸」がどんな作家かと
いうのがわかる、「星野色」の短篇集。
とはいえ、欲を言えば少しだけ物足りなさもある。
何か一篇、強烈な印象を植え付けるようなものがあると
よかったかな。
この本を読んで星野作品に興味を持った人は、次読むなら
『虹とクロエの物語』かな。その次に『アルカロイド・
ラヴァーズ』にいって、『ファンタジスタ』『目覚めよと
人魚は歌う』、そしてデビュー作の『最後の吐息』にいく
といいと思います。短篇から入りたいのなら、いきなり『ファン
タジスタ』にいってもいいと思いますよ。
われら猫の子
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