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暗い国境線
逢坂 剛
価格: ¥2,310 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2005/12
ISBN: 4062131781
おすすめ度:3.0
Amazon ランキング: 164851位
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素材はいいのだが。。
連合軍のシシリー島上陸作戦に先立って行われた,大掛かりな
欺瞞作戦。第二次世界大戦の諜報戦を描く作品でしばしば取り
上げられる有名な作戦だ。かなりの頁を使って説明しているので,
詳しく知りたい人には読み応えがあると思う。

ただし,これだけ美味しい素材を使いながら物語が今ひとつ盛り
上がらない。この作戦にしろ,カナリス提督にしろ,イギリスの
諜報部の内情にしろ,それぞれ本ができてしまうだけのエピソード
があるので,色々事細かに手を出した結果,肝心の主人公達の
活躍が少なくなってしまった。また,物語のメインストリームに
なる舞台が主人公達から遠く離れた所になっているため,北都達を
あちこち動かしても,その行動には何か無理を感じてしまう。
もっと話の内容を整理して欲しかった。

それと,このシリーズも4作目で登場人物はお馴染みの面々。
それぞれの立たされた「立場」を読者は殆ど知ってしまっている。
逢坂さんの小説の王道である,「謎の人物がいて,それが物語の
核心に絡んでくる…」という展開にならないのも痛い。登場人物の
やる事に意外性が無いのだ。

結局,素材は良いのだけど,それを生かし切れず本作はどこか消化
不良の出来になってしまった。前作は切れ味鋭い良作だったのに
残念。

敵を騙すには、まず味方から・・・
米国側の情報戦略に揺れ動く北都とヴァジニアの内面とは裏腹に、連合軍の勢いが増し、枢軸側の劣勢が否めなくなってきた。そこへ連合国側の新たな戦局に対し、英国側の情報活動が活発に…いや、ややトリッキーな展開へと進んでいく。本編は、新たな情報作戦における英国情報部内部の駆け引きを中心にして、構成されているようだ。
やがて登場してくるMI6イベリア班長キムの知られざる素顔が・・・。

同時進行的に展開される、ゲシュタボの双子のハンセン兄弟、カナリス提督、聯盟通信ベルリン支局長の尾形を巻き込んだ拉致、脱走、国境越え、ペネロペの生まれ変わり(?)のホアナとの再会・・・

イベリアの雷鳴、遠ざかる祖国、燃える蜃気楼、そして暗い国境線と続くわけだが、次の展開が楽しみでしょうがない。明日は・・・どっちだ!
シリーズ中では一番イマイチ
シリーズ1作目から読まないと分からないと思うので
この一冊のみ読むのはオススメできません。

シリーズの中では、時間の進行が遅く、いまいちだったように思います。
今までのようなドキドキ感が残念ながら足りなかったけれど
今後もこのシリーズを読みたいので、次回作に期待。
諜報戦がメイン、主人公の活躍が少なめなのが残念
第二次世界大戦の北アフリカを制圧した連合軍の上陸先は、どこか?
偽装するためのイギリスのスパイの工作、それを探るドイツのスパイ。その争いに巻き込まれた、主人公の日本人スパイと、恋人。
そしてアメリカのスパイも入り乱れて、秘密とその真偽をめぐる諜報戦を繰り広げます。

シリーズものなので(イベリア・シリーズの4弾目)、この本から読むのは、お勧めできません。以前の作品に比較し、派手は争いや当時のスペインの模様、ドイツの様子は薄めでした。前半は、イギリスのスパイさんたち工作の様子が、詳細に描かれています。後半は、主人公と、その恋人、ドイツのスパイたちが、真偽を探るため、推理する、調べる、が中心になります。ちょっと、主人公の活躍も少なめ(?)なのが、残念でした。



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