お友達 「ねえこれはもう読んだ事ある?かしたげよっか」
私 「えー長野まゆみ?私もうBLは読まないんだけど」
お友達 「いやーこれは違うんだな。きっと気に入るよ。ぜひ読んで」
私 「えーじゃあ借りるけど。ちょびっとしか読まないかもよ?」
・・・全部読んでしまいました。BLではありませんでした。私は長野さんは全部読んでいるわけではないのですが少年アリスと鳩の棲が気に入っています。でも、いきなりこの本がダントツ一番になってしまいました。
表紙が暗い?いえいえ中味はのほほんと暖かです。大丈夫。
分厚い?いえいえ中味は短いお話が沢山と言う構造です一日一つ読めば問題なしです!
ユーズドでも高い?いえいえ中味がいいんですってば。だから人気があってなかなか値段が下がらないんですよ!きっと。
とにかくこの本は気に入ってしまって何冊か購入してまだ読んでいないお友達を探しては配ったものでした。それに「箪笥」という言葉にしびれるようになってしまって、自分でも古い箪笥が出てくるお話を書いてしまったほどでした。
とにかくこの本を手にとって見て欲しいです。そしてそうっと、そう、まるで古い箪笥を開けるような気持ちでページをめくってみて欲しいな、と思います。
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箪笥のなか
長野 まゆみ
価格: ¥1,365 (税込) 単行本 出版社: 講談社 発売日: 2005/09/07 ASIN: 406213053X おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 190263位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
いつもとは違う雰囲気の作品。
現代風な文体と、何より長野作品では珍しい
女性が主人公の話。
知り合いから箪笥を譲り受けた主人公の周囲
で不思議な出来事が。
余りにも自然に不思議なのでそれが日常であ
ると錯覚してしまいそう。出てくるキャラが
とても暖かい印象を持たせてくれる。
話が主人公達の記憶や過去とリンクしていく。
モノや人の因果を感じる作品。
現代風な文体と、何より長野作品では珍しい
女性が主人公の話。
知り合いから箪笥を譲り受けた主人公の周囲
で不思議な出来事が。
余りにも自然に不思議なのでそれが日常であ
ると錯覚してしまいそう。出てくるキャラが
とても暖かい印象を持たせてくれる。
話が主人公達の記憶や過去とリンクしていく。
モノや人の因果を感じる作品。
親戚の家から古い紅い箪笥をもらってきた「私」。その箪笥をめぐるちょっと不思議な出来事を綴った連作集。珍しく女性が主人公で、しかも一人称。舞台は昭和50年代くらいでしょうか?一人暮らしをしている「私」の周囲を出入りするのは、妖しいものと縁の深い、そのくせ理系の弟と、その妻と息子、そして主人公の両親や、大家、箪笥職人など、それから不思議な存在たち。味わい深い作品でした。
長野作品は男性というよりも、少年が主役であり、「女性」はその性を象徴するような形で出てくることが多かったように思うけれど、この作品はごくごく自然。長野さんに兄弟がおられるのかどうか知らないけれど、少なくとも「箪笥のなか」の姉弟の距離感は、実際に姉弟関係である私にはとても馴染みのあるものでした。ましてや、弟が「妻と子」という自分独自の家族単位を持つようになってからの距離感は。「私の弟」だけでない存在ということが、リアルに感じられました。本旨とは関係ないことかもしれませんが、この家族関係在り様は今までにはなかったもののように感じました。
長野作品は男性というよりも、少年が主役であり、「女性」はその性を象徴するような形で出てくることが多かったように思うけれど、この作品はごくごく自然。長野さんに兄弟がおられるのかどうか知らないけれど、少なくとも「箪笥のなか」の姉弟の距離感は、実際に姉弟関係である私にはとても馴染みのあるものでした。ましてや、弟が「妻と子」という自分独自の家族単位を持つようになってからの距離感は。「私の弟」だけでない存在ということが、リアルに感じられました。本旨とは関係ないことかもしれませんが、この家族関係在り様は今までにはなかったもののように感じました。
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