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袋小路の男
絲山 秋子
価格: ¥1,365 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2004/10/28
ISBN: 4062126184
おすすめ度:4.0
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いるのかよこんなかっこいい男が。
こんなスマートに生きてるやつがいるのかよ現実世界に。けどいるんでしょうきっと。容姿はオダジョーを想像してしまうボクはかなり安易でしょう。
誰かも書いてましたがとにかく「アーリオ オーリオ」が傑作。泣きそうになったじゃないか。あぶねー。
見えないものを見ようとするふたり。それでも、ふたりの心が通うのはひとときなんだろう。
すれ違ってもう二度と出会わない、というのが自分の宇宙観。

あーちなみに、自分はどんな文学賞もたいしたものだとは思わないし、期待もしない。セックスがあるかないかは自分にとっては大きなことだけど、そこが「純愛」に関係するとは思えない。てか純愛ってなんですかそりゃ。時代に対する批判なんて、なくていい。いやおうなく時代を映していればそれでいい。
絲山作品のファンの中年男にとって、この「純愛物語」とされた作品は…
セックスばかりか指も触れないという関係を12年間も続ける男女(「袋小路の男」「小田切孝の言い分」)、14歳の姪と文通をする中年の独身男(アーリオ・オーリオ)。基本的に登場人物は主人公の男女二人。

川端康成文学賞の選評で『純愛物語』(現代の、ということだと思うが)という意見もあった同賞受賞作だが、この『純愛』と称される設定をどう思うかで、この作品の好き嫌いも分かれるのだろうと思う。

私(中年の男)は、絲山作品に最近になってはまりだしたという、遅れてきたファンなのだが、2回続けて読んでみても、本作にはどうも違和感をもってしまった。肌に合わない感じといえばいいのだろうか。本作が、他の作品に比べて、とくに劣っているとも思えないにもかかわらずそう感じてしまうのは、結局のところ、物語の「設定」に入り込めないことが理由なのだろう。  

私は著者と同年代なのだが、著者の描く微妙な「男女の友情」には入り込めても、「男女の純愛」には入り込めないのは、自分自身の感性が擦れてしまったということかもしれない。でも12年も指も触れない男女の関係って、よく考えてみればかなりドロドロだよな。そう思ってしまうのも、やっぱり自分が擦れてしまったからか?

オビに書いている「純愛小説」という言葉に最後まで縛られてしまったような気もするが、なんともいえない小説だった。でも、本当に上手い作家だと思う。
まさに現代の恋愛
絲山先生の文章は、読んでいて気持ちがいい。
心では思い浮かぶけれど言い表せない難しい感情を、絲山先生は代わりに文字にしてくれる。
私が実際に経験することはないストーリーだろうけど、日本のどこかで、全く同じ人生を歩んでいる人がいそうな気がする。
もし自分がこんな状況に陥ったとしても、きっとこの主人公のように、相手を尊重して、いつまでも側にい続けるのだろう。
わからない。
 う〜ん、わからなかった。「で、なに?」って感じの物語。
 この小説を読んで深く考えさせられることもなかったし、読んでいる時間を楽しめるような物語でもなかった。「賞をもらった作品」という帯がなかったら読まなかっただろうなあ。
 で、なんでこの作品が賞をもらったか、ちっともわからなかった。物語としての意味を感じない。何?これ?
 こむずかしそうに演奏するフリージャズのような感じ。
 で、何がいいの?ボクには関係ない作品。
一番好きな小説
今まで読んだ恋愛小説の中で一番好きです。私にも学生時代同じような先輩がいたからかな。先輩と付き合いたいとは思わない、どこが良いのか分からない。でもどうしようもなく好き。。今でも他に好きな男性ができても心の隅っこには先輩がいる。きっと私にとって先輩は恋愛感情を越えた憧れの人なのかな。。だからこの小説の2人の気持ちに共感できた。それに個人的に小田切に惹かれる日向子の気持ちも分かる。周りからみればダメ男かもしれないけど自分にしか分からない何かがあるんだよね・・・。「惚れたら負け」この小説にはこの言葉がピッタリだと思う。



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