ひとつ前に戻る

人間は考えるFになる
土屋 賢二森 博嗣
価格: ¥1,470 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2004/09/04
ISBN: 4062125803
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 132349位
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

amazonの詳細ページへ
知性と、ユーモアと、ストイックさと、頼りなさ
森先生のストイックさと、土屋先生の頼りなさ。
どちらも好きなので、この本は買って損なしでした。
それにしても、土屋先生の小説はエッセイと区別がつきませんね(笑)
買うほどでも無いかも
2004年9月1日リリース。しおりまでコジマケンというこだわりの装丁になっている。(●^o^●)
売りは文系の土屋氏と理系の森氏の文理対談ということだが、それほど文理を意識できるものにはなっていなくて、むしろ仲良し作家・学者同士の雑談のような内容になっている。正直、買うほどでも無いかもしれない。

まあまあ面白かったのは6章の売れるミステリーの書き方の部分くらいでした。
両者の特徴がよくでた軽妙な対談+おまけ付き
連載時に立ち読みした感じではそれほど面白いとは思わなかったのですが、
まとめて読むと「おっ」という部分が各所にあって面白かったです。

全編を通じて土屋教授の部分はちゃんと「ミステリー」なのに、
森助教授のところは「ミステリィ」「メジャ(メジャーのこと)」とかになっているのが笑えます。
(校正・編集がしっかりしている、ということでしょう)

『消えたボールペンの謎』土屋賢二
“日常の謎”系かと思いきや、
いつものナンセンス・エッセイの雰囲気で進んで行き、オチまで予想通り。
多少ひねりがなくはないですが、
エッセイと同じスタイルにした時点でオチが読まれる、
というのがミステリとしては大問題でしょうか。
長めのエッセイ、という感じ。

『そこに論点があるか、あるいは何もないか』森博嗣
対談の番外編かと思いきや…。
どこから読んでも対談なのに、しっかりミステリになっている、という凄い作品。
対談じたいも面白いです。
ヘタするとそれまでの各対談よりも一番面白いくらい。
私にとっては森ミステリの最高傑作です(^^;)

面白かったことあれやこれやありやなしや
まず一読しないでの感想。楽しかった。そして疲れなかった。読んでないから当然である。私はむづかしい本を読むと眠くなる。頭が痛くなる。今回はそんなことがなかった。これは優しい易しい本である。どれくらい優しいかというと私の妻のように私が風邪をひくと熱すぎる粥をつくってくれるぐらいである。どれくらい易しいかというと「サルでもわかる経済学」くらいである。私はサルでもないし頭が悪いわけではないが両方ともわからない。

表紙の似顔絵が面白い。頭からアンテナを生やした人をぼくはしらないからである。昔のロボットを思い出しつつ膝頭が熱くなった。足がしびれてきたようだ…

このように最高に面白い本であるが、ただ一つの不満はタイトルであります。これはトリッキィであるかのようで大いなる誤謬である。
然り、人間はFになったりしない。

組み合わせの妙
 このユニークなマッチメークをしたのはどんな編集者なのだろうか?と、その方が興味深いとも言える取り合わせだ。きっと、企画者自身がこのお二人の熱心なファンなのだろう。私もそうなので興味津々で手にとった。
 笑わせる哲学者、土屋先生と理系ミステリーの奇才、森先生の対談は確かに面白く読めるものだった。だが、相乗効果と言えるまでに、お二人の個性が噛み合ったかと言うと少し物足りなさも感じた。期待が大き過ぎたせいかも知れないが・・・。
 どちらかのファンの方なら、この本から入ってもうお一人の作品に触れるきっかけにするのも良いかも知れない。



本のみちしるべ Powered by Amazon Web Service
PR: FS研究室