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日曜日たち
吉田 修一
価格: ¥1,365 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2003/08/26
ISBN: 4062120046
おすすめ度:4.0
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   東京で暮らす若者たちの、さまざまな「日曜日」の情景を切り取った連作短編集。著者の吉田修一は、同居する5人の男女の生活を淡々とつづった『パレード』で第15回山本周五郎賞を受賞。また、日比谷公園を舞台に、偶然出会った女性との奇妙な関係を描いた『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞した。現代の若者の姿を、抑えた筆致で、さりげなく、かつ、リアルにとらえる作風に定評がある。本書もまた、若い世代独特のやるせなさや焦燥感を浮き彫りにした5編が並んでいる。

   30歳になる無職の男が、日曜日ごとに部屋を訪れていた恋人のことを思い出す「日曜日のエレベーター」。泥棒に侵入されたという友人の話を聞いた独り暮らしの女性が、まるで自分の身に降りかかったことのように恐怖を感じ始める「日曜日の被害者」。恋人の暴力に耐えかねたOLが、やがて自立支援センターに足を運ぶまでを描いた「日曜日たち」。都会で倦(う)み疲れた主人公たちの物語には、共通した気だるさが漂っている。そんな主人公たちの人生が、少しだけ重なりあい、交差していく。

   その楔(くさび)となっているのが、彼らの過去に必ず登場するミステリアスな幼い兄弟である。「日曜日の新郎たち」の健吾は、家出してきた兄弟に寿司をおごってやり、「日曜日の運勢」の田端は、母親の住むアパートまで兄弟を送り届ける。兄弟とのささやかなふれあいが積み重なることで、閉塞した日常に、ほんのりと希望の光が差し込む。5編すべてを読み終えた後には、大切な人の死や、理不尽な暴力を受け入れながらも、「嫌なことばっかりだったわけではない」と言い切ることのできる、前向きでタフな若者たちが姿を現しているのである。(中島正敏)

東京への恨み
東京に住む青年男女の生活が書かれています。
東京に限らず、現代の都会ならばよくあるような生活です。
著者は都会らしさに対する憎悪や、恨みを書きました。

都会に暮らしていると、良くも悪くもあまりにも日常で顧みることのないような
ことを、ちょっと振り返ってみさせる作品です。
面白かった!
随所に出てくる兄弟とか、少しひねってるところもあって
面白かった!
全体的に気だるい雰囲気で、
だから吉田さんの作品好きです。

日曜で起こること。
自殺者が一番多い月曜の前日である日曜日。。。社会の動きが再開する日曜日。。《忙しくて、そうでない人もいるが》日曜に視点を置くこと自体、不思議でなりません。一体どんな意味があるのか??しかし吉田さんは「たち」と一言付け加え、一気に複数の「日曜」を手がけました。。でも何かと共通点がありそれが「子供」でした。なんだか、切ないような感じになりました。最後の最後には良いようになったのですが。。幅広い物を書きますね。吉田さんは。でもそれがとても良いんですけどね!!
あの兄弟。
それぞれの日曜日の景色は雰囲気があってよかったです。しかし、たびたび登場する兄弟がちょっとくどかったです。
日曜日の魔力
日曜日TVで「サザエサン」を見ると、憂鬱な気分になった時がある
この本を読んでその感情を思い出した
平日置き去りにしている個人的な問題を
明日から再び仕事という日曜日に
人は自分の過去を振り返るのかもしれない
5人の登場人物が抱える日曜日の魔力と
不思議な幼い兄弟にすぐ読めた
ラストもハッピーエンドで綺麗にまとめた本



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