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パンドラの娘
藤本 ひとみ
価格: ¥1,575 (税込)

単行本
出版社: 講談社
発売日: 2002/03
ISBN: 4062111462
おすすめ度:4.0
Amazon ランキング: 263749位
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切れる文章
といっても、悪い意味ではありません。
スパ、スパ、テンポよくあらゆることを切り刻みながら
俎上に載せる。まるで、料理上手の主婦のように。
そして、その姿はエレガンスでもあります。
年齢も感じさせない。
いったいこのひとはいくつなのだろう。

恋や、化粧や宝石には無頓着。
むしろ、そういうものに絡む人間や歴史がおもしろい。

並々ならぬ人間観察への欲求を感じます。

歴史のこぼれ話のような部分(ベルサイユ宮殿のトイレやギロチンに関する話など)もおもしろいし、
作者の周りの友人もおもしろい。
しかし、一番おもしろいのは
そういうものを柔軟に受け止めて、料理してしまう、
作者自体の姿勢がおもしろい。

現代エッセイと西欧歴史
藤本ひとみ調らしいテンポの良い文体で、綴られているエッセイ。主にまわりの友人との会話からはじまりテーマの確信に近づくと、おもむろに西欧歴史での見解を語り始める。肩肘をはらずに読める一冊。藤本ひとみ先生ファンならずとも、西欧歴史物ファンなら楽しめる事間違いなし。「ひとみファン」であるなばら普段着の先生にふれるチャンス。少女時代の思い出から、香水、酒、お茶、男(!?)まで数々の趣味趣向が満載だ。



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