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時計館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人皆川 博子
価格: ¥900 (税込)

文庫
出版社: 講談社
発売日: 1995/06/07
ISBN: 4061857061
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 84824位
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5推理小説ならではの快感を味わえる作品
一番最初に読んだ「十角館」の次に衝撃を受けた作品です。
1作目、2作目…と読んでいって、5作目にこんなに凄い作品が控えているとは知りませんでした。他の作品よりも随分長いのに(その後の「暗黒館」は別として)全くダレることなく最後まで一気に読ませられるし、しかもトリックが明かされるまで全く気付きませんでした。そのトリックに気付いたとき、今までの全ての伏線が一気に明らかになる…という、推理小説ならではの“快感”を味わえる作品だと思います。

あと他の方も書いておられますが、読み終わった後何となく切ない読後感が残るのもいいですね。「時計館」という設定がちゃんと重要なポイントになっている点も気に入りました。
5時間という謎
題名からして「時計館の殺人」なので時間に関する謎だとは思いましたが、

全体を構成している謎は最後まで解けませんでした。

特に、なぜ殺人に時計が使われたかという説明は秀逸だと思います。

非常に重量感があり、作者の自信がみなぎっているように感じました。
5"時計館"でなければならなかった
 十角館、水車館、迷路館、そしてこの時計館と呼んできましたが、この作品は非常にすばらしいものでした。
 十角館からこれまで、正直なところ、事件の舞台が十角館、水車館、迷路館である必要性をあまり感じませんでしたが、今回、この"時計館"という場が存分に生かされているように思えました。そこで起こった出来事、そして描かれる惨劇、すべてはそこが"時計館"でなければ決して起こることなどありえなかった。そしてそれはトリック、人物、背景、雰囲気など、細部にまで影響を与えているように感じます。
 館は何のために造られたのか、そしてどのような役割を与えられたのか……時計の館に込められた願いと、十年前に死んだ少女の思い……大掛かりなトリックとともにそのすべてを明かされた時は衝撃的で、思わずこのレビューを書きたくなりました。

 ひとつだけ言いたいことがあるとすれば、人、死なせすぎですよ、綾辻さん。
5素晴らしい!!まんまと罠にはまりました
確かに最高峰とも言える作品!!ものすごく圧巻で完成度が高いです!!この人が犯人だと思ったものがまたしても罠にはまりました。全く持ってこのトリックは思いつかなかったです。厚みは従来よりもありますがそれすら感じないくらいスラスラ読めます。他の方がおっしゃっていたように閉鎖空間・時計と言う要素を見事に生かして伏線を張り巡らしています。本当にタイトル通りにまさに「時計館」です。このタイトルがいかに重要そのものかを表しています。クライマックスも美しく、映像的です。非常に傑作ですね。これからお読みになる方には少々ネタばれになるかもしれませんが「時計館」の「時計」自体と「館」自体に注意してお読み下さいませ。読者の心情をこれでもかとすくい取り、罠にはめられます。(もちろん良い意味で)。ミステリー好きならぜひ十角館と迷路館と共に読んでおきたい小説ですね。(※ただし時計館を読む前に迷路館を読んでいることが大前提です!!時計館の後に迷路館を読むと迷路館のある部分がわかってしまい、面白さが半減してしまいますのでご注意下さいませ。)
4館と美少年と薄倖の少女と 
犯人は、最初から、怪しすぎます(笑)。

でも、トリックはやっぱりわからなかった。
なるほどな〜ってかんじ。

たくさんの時計に囲まれた館で生きていた薄倖の少女と美少年。
そんな館で、少女の死後10年以上たってから連続殺人がおこなわれる・・・。
映像化されると、面白いのではと思います。安っぽい、ホラーみたいになるような気もしますが。

確かに動機は弱いけど、そんなことは気にせずに謎解きを楽しむ作品です!
作者が、現妻である小野ふゆみに「心配かけました。やっとできたよん。」っていってるのもなんか微笑ましい。




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