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ネジ式ザゼツキー (講談社ノベルス)
島田 荘司
価格: ¥1,208 (税込)

新書
出版社: 講談社
発売日: 2003/10
ISBN: 4061823418
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 182877位
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楽しめました!
記憶喪失の男がかいた童話。「タンジール蜜柑共和国」というのどかな響き、そこに登場するちょっぴり奇妙な人たち、メルヘンなようで時にシュールな展開に、読めば読むほど頭の中のクエスチョンマークが増えていきますが…
御手洗氏の推理が、物語の謎を解きほぐし、さらには男が記憶喪失になった過去のいきさつまで明らかにしていくのは圧巻です。ついに到達したそこには予想もしないショッキングな事件が!
長編ですが、ぐいぐいと引き込まれ、一気に読んでしまいました。おすすめです。
近年の御手洗ものでは出色の出来です。
本書は、ここ何年かの中では出色の出来だと思う。
本書にはとびきり奇妙な謎が、これでもかというほど詰め込まれている。
とりわけスゴイのが、ネジ式ではずれる首の謎だ。
ネジ式?人間の首が?いったい、どゆこと?
誰もがそう思うことだろう。そして、そんなとんでもない謎が論理的に解決されるわけがないと思ってしまうだろう。こんなことが現実に起きるなんてことはありえない。だが、これが理路整然と解決されるのだ。これには唸ってしまった。本書では完全にしてやられた。
今回もおいおい、こんな大風呂敷広げて大丈夫なんですか島田さん!とツッコミの一つもいれたくなってしまう謎なのだが、これがまことに納得のいく結末をむかえてしまうから素晴らしい。
ひとつ難を言えば、ノベルズ初の試みだと思われる横書きの部分が最初読みづらかったことだろうか。
しかし、それもこの奇妙な世界を構築する上での島田特有の『演出』なのだろう。慣れれば横書きと縦書きの交差もストレスなく読めるようになる^^。
久しぶりに御手洗物で大いに溜飲を下げた作品だった。ほんと楽しめた。
面白いには面白いが・・・
島田荘司氏のグロテスク系の作品と思えるが,患者の症状など興味深い部分が多かったものの,死体それ自体はそれほどグロテスクなわけでもなく,グロと対比されるべき謎解きの理知性についても,どちらかというとメロドラマ風な気がして,グロと理知の落差で魅せる氏の作品の中では可もなく不可もないレベルかなと思いました(失礼)。

精神の病の世界って,現実ははるかにシュールなんですね。身近に例があるのでそうおもう。なにしろ,精神を精神が判断したりするので,本当に患者は向こうなんだろうか?とこちらが揺らいでしまうことがある。その意味では,もっとシュールな「精神と精神のぶつかり合い」を描いてほしかったと思います。ミタライさんが常に正常では面白くない,といっている(笑)。それに比べるとアトポスのような体の病気(体が先で,その影響を精神が受ける)を扱った作品のほうが説得力があったと思います。

ということで,星ひとつだけ引かせていただきます。おもしろいのはおもしろいです(をい)。
眩暈ver.2
島田荘司にしか書けないグロテスク&シュールなメルヘン世界。タイトルがまた素敵。何だかワケの分からないうちに本の終わりの方まで辿り着いてしまうんだからこの人のパワーは凄い。
感じとしては同じ著者の「眩暈」路線か。それを最近の御手洗潔の環境で書くとこういう風になるんでしょうか。
簡単には説明できない展開だけど、島田幻想ワールドにどっぷり浸ってください。
さすが島田荘司!ケレンみたっぷり!
いやあ、さすが島田荘司、ケレンみたっぷりの大仕掛け&どんでん返しは健在です! 島田ファンならば……いや、本格ミステリーファンならば要チェックの一冊でしょう。ただ、あえて言わせてもらうならば、ビートルズ・ファンには初めのころからネタばれの部分もあったりするので、その分星ひとつ原点。残念!



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