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いちばん初めにあった海 (角川文庫)
加納 朋子
価格: ¥560 (税込)

文庫
出版社: 角川書店
発売日: 2000/05
ISBN: 4043539010
おすすめ度:4.5
Amazon ランキング: 146495位
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5期待通り
加納朋子さんの小説は、推理小説というジャンルに位置しているのが実に不思議です。心癒される唯一と言っていいほど美しい作品ばかりだと思います。この小説も期待通りでした。
2作者の作品で初めて「BOOK OFF」行きにした作品。
私は作者の本は出版順に読んでいるのだが、本書に限ってはなぜか先に5作目の『ガラスの麒麟』読み、その次に本書を読んでいる。

その本書だが、従来の連作短編のスタイルから二部構成のスタイルに変わっただけでなく、それまでの作品が表面的な事件(という程ではない事件)を扱っているのに対し、本書では主人公の内面に深く入り込むという点でも、これまでの作品とはかなり趣を異にしている。

こういう作品もミステリーと呼ぶのならそうだろうが、ミステリーに分類されない作品にも本書程度の謎を内包する作品は多く、本書にミステリー作品としての価値を見出すことはできない。
また、それまでの作者の作品は「明るく、優しく、ちょっとせつなく、それでいて軽やか」という感じで楽しく読めたが、本書はまるで正反対で主人公の心情が過剰に装飾されており、それがまた延々と記されているのが読んでいて鬱陶しい。

女性には人気があるようだが私にはどこがいいのかまったくわからず、それまでの作者の作品は愛着があるので大事に書棚に並べていたが、本書に関しては再読する気にもなれず、読後即「BOOK OFF」行きに決めてしまった。
5切ないけど優しいミステリー
“いちばん初めにあった海”と“化石の樹”の二つの話から成る作品。


“いちばん初めにあった海”は、ある出来事から声が出なくなった女性の再生の話。
一冊の小説と、その中にはさんであった手紙をきっかけに、徐々に謎が解かれていく
“化石の樹”は、ある女性への救いの話。

どちらの話も優しくて切ないミステリーです。

加納朋子さんらしい文書の書き方や言葉の使い方、例え方が情景に溶け込みやすい。
“掌の小鳥”と同じくらい大好きな作品です。
3これか!
 1996年に出た単行本の文庫化。
 「いちばん初めにあった海」と「化石の樹」の2本の中篇が収められている。
 著者の4冊目の作品である。
 いかにも加納さんっぽい物語に仕上がっている。強烈な毒が含まれつつも、ふんわりと優しい雰囲気に包まれ、やがては幸せな結末が訪れるという。
 物語の全体にトリックが仕掛けられているのも、この人らしい。ちょっとビックリするような手法であり、感心させられた。人によっては、トリックが存在することに気づけないかも知れない。気を付けながら読んで欲しい。
 ただ、あまり好きになれない小説であった。ベタベタしすぎているというか、雰囲気があまりにも女性的すぎるというか。
5切なくて優しくて、悲しくて暖かい
少しずつ明らかになっていく謎と
心に傷を負っていると思われる
少しセンシティブな女性に惹き付けられ
一気に読むことができます。

ラスト、すべてが明らかになったとき
今までの伏線の巧みさに圧倒されます。
切なくてあたたかい結末が涙を誘います。



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