ともかく、うまいです。
短大卒の鈴木みのりが、出版社に就職して受付に配属されて編集部に配属になるまでのお話。細かいネタに真実味と、どこか人とは違うセンスがある。変哲もない日常をこういう風に自分色で書けるなんて、作家ってこういう事を言うのだろうなと思う。
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いらっしゃいませ
夏石 鈴子
価格: ¥1,365 (税込) 単行本 出版社: 朝日新聞社 発売日: 2003/04 ASIN: 402257822X おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 671907位 発送可能時期: ![]() |
主人公の女の子が大学を卒業して思いがけず受付嬢になってからの毎日がつづられているだけなのですが(大事件は起こらない)、就職したばかりのころのこと、へんな人かわった人好きじゃない人ともなじまなくっちゃとがんばっているときの高揚した気持なんかを思い出してせつなくなってしまうような本でした。これから就職する若い女の子によんでもらいたいです。
会社でとっている新聞を、前の日に綴じた穴の位置とあまりずれないようにパンチングして、ホルダーに綴じる。やさしいことのようで、実はとても難しいことなんじゃないだろうか。
カトリック系の短大の英語科を出た鈴木みのりは、大学の推薦枠にあった出版社の試験に応募し、なぜか合格する。配属されたのは受付だった。受付にはさまざまな人が来る。同じ受付の中でも考え方やものの見方の違う人がいる。一つ一つのことを、みのりは自身のものさしを使って理解し行動していく。
この小説は、「○○はただいま席を外しておりまして」を言うのが気恥ずかしい、という方にぴったりかもしれない。
カトリック系の短大の英語科を出た鈴木みのりは、大学の推薦枠にあった出版社の試験に応募し、なぜか合格する。配属されたのは受付だった。受付にはさまざまな人が来る。同じ受付の中でも考え方やものの見方の違う人がいる。一つ一つのことを、みのりは自身のものさしを使って理解し行動していく。
この小説は、「○○はただいま席を外しておりまして」を言うのが気恥ずかしい、という方にぴったりかもしれない。
「いらっしゃいませ」とは、受付嬢の決り文句。
今回は、前二作とは全く異なって性的な話は0。短大を卒業して出版社の入社試験を受けて、受付嬢になって働いていく話。
変哲がなく、なんだかつまらない主人公だと最初は思った。けれど、徐々に「働く」ということに目覚め、定年間近い女の先輩を大事に思い、同僚とのよき関係を、きわめて普通にして獲得していくところが、清々しかった。自分の辞書にはない「きちんと真摯に生活し仕事する」ことの難さと美しさ。これが、今、働く者に見失われている部分である事に気づかせてくれる。
装丁「いらっしゃいませ」という文字がリボンのように繋がっている形。最初は好きじゃないと思った。なんか文字が品を作っているようで。でも、読後見てみると「きちんとした」心を篭めた「いらっしゃいませ」なのだと理解できた。
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