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日本語〈上〉 (岩波新書)
金田一 春彦
価格: ¥819 (税込)

新書
出版社: 岩波書店
発売日: 1988/01
ASIN: 4004300029
おすすめ度:4.0
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1自国語礼賛
全体を通じて感じられる自国語礼賛の姿勢に違和感を覚えた。種々の言語を多様な側面から観察・比較し、そこから言語の特質・特徴を解き明かすというアプローチに異論はないものの、その結論として言語に優劣をつけることには意義を感じないし、共感できない。そもそも言語に優劣など存在するのだろうか?また優劣をつけることにどんな意義があるのだろうか?また、自国語礼賛的な結論に至る過程で大胆な論理的飛躍を行なっている箇所が散見され、筆者の研究者としての客観性に疑念を持たざるを得なかった。
個人的には期待を持って本書を手にしただけに落胆は大きかった。
5全てのことばに興味ある人のために
 大家による日本語論。
 新書という形式だが、とても内容が濃く、古今東西の例や資料を挙げて、また優れた洞察や観察を展開している。そしてその語り口は平易で、とても理解しやすい。高度な内容をとても優しく述べている点で稀有な一冊である。
 内容は多岐にわたるが、一般言語学、社会言語学、対照言語学、言語類型論の入門書としての役割を十分に果たすことができるほどのものである。ヘタな入門書などに手を出すより、本書をじっくりと紐解いたほうが分かりやすいし、より深い理解に近づけるかもしれない。
 言語学専攻者のみならず、特に言語学専攻でない人々にも広く薦められる一冊である。
5日本語を学ぶ
この偉人の書く本は、どの本も内容が盛りだくさんで、
消化不良をおこしそうになるほどです。

非常に博識で、湧き水のように引用される文献、書籍は膨大で
しかも的確です。
引用されるのは、書籍類だけではなく、歌にまで及びます。

日本語をもう一度見直し、考え直す上でよい教科書になることは
間違いありません。
3発見と不満
 日本語を他の言語と比べることで日本語の持ち味がよく分かりました。
 さて筆者は日本語を「未開人」の言語と同一視することに不快感を示しておられます。
 「未開人」の言語とされるものはそれほど「遅れて」おりかつ「劣等」だと果たして言えるのでしょうか。
 個人的に言語に優劣はないと思っております。
 金田一氏の見方にどこかナチス的な視点が見え隠れしていると思うのは私だけでしょうか。
 それからロシア文字がローマ字で印刷されていましたが、
 キリール文字で記して欲しかったと思うのは贅沢でしょうか。
5英語の勉強をはじめる前に
英語などの非ネイティブ言語を勉強するときには、
日本語をまず知る必要がある。私はそう思ってこの本を読みました。
この本は、日本語が他の言語とどう違うのかを、発音や語彙から、
例を用いながら具体的説明しています。
言葉は、その国の文化や歴史と密接に関係してくるので、
語学の勉強だけでなく、文化や歴史を学ぶ上でも参考になると思います。
ただ、著者の方が1913年生まれで、この本がでたのが10年以上前なので、
全体的に内容が少し古い感じがしました。
それほど言語の進歩は早いということでしょうか。
それでも、語学を勉強されてる方は読んだ方がよいと思います。
私の場合は、まちがいなく英語の勉強の参考になったと思います。

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