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三文オペラ (岩波文庫)
ベルトルト・ブレヒト岩淵 達治
価格: ¥735 (税込)

文庫
出版社: 岩波書店
発売日: 2006/01
ISBN: 4003243919
おすすめ度:4.5
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メッキー・メッサーの殺人物語大道歌
確かに三文オペラです。
茶番もいいとこ。
でもこれが面白い。

 登場人物全員に俗臭がただよい、悪徳に満ち満ちていて、大悪党、中悪党、小悪党なんでも取り揃えてございます。時々に挿入される歌も俗で悪ぶる内容のものが多いけれど、悪の華ならぬ悪の「雑草」のような力を感じます。
 さてさて悪徳業者の社長にロンドンの警視総監、街の女たちを敵に回した盗賊の親玉メッキー・メッサーの迎える結末は?「皆様にはせめてオペラの中ぐらいは、正義より恩情の通じるところを見ていただきたい」。
好きな世界
ワルと警察署長が親友で〜っていうような設定は、自分好みです。
私が昔に戯れに書いてみた芝居と、同じだったので、ちょっとビックリ。

千田是也・訳のほうは、「うちのレディたちを妊娠させないと責任能力の条項に〜」うんぬんのくだりの意味がよく分からなかったのですが、新訳では注釈がついていて、よく分かりました。
ワイマール時代終焉の悪漢戯曲
ロンドンの盗賊の首領マクヒスが、警視総監も手玉に取り、数々の修羅場を潜り抜け、最後はまんまと爵位と褒賞を授かるという、(おそらくは)ワイマール体制崩壊前夜という時代背景を色濃く反映した戯曲。

僕は残念ながら演劇で見たことがないので分からないですが、読むだけでも「ウェストサイドストーリィ」を彷彿とさせるようなリズム感が感じられます。

機会があれば是非舞台を見てみたい。




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