確かに三文オペラです。
茶番もいいとこ。
でもこれが面白い。
登場人物全員に俗臭がただよい、悪徳に満ち満ちていて、大悪党、中悪党、小悪党なんでも取り揃えてございます。時々に挿入される歌も俗で悪ぶる内容のものが多いけれど、悪の華ならぬ悪の「雑草」のような力を感じます。
さてさて悪徳業者の社長にロンドンの警視総監、街の女たちを敵に回した盗賊の親玉メッキー・メッサーの迎える結末は?「皆様にはせめてオペラの中ぐらいは、正義より恩情の通じるところを見ていただきたい」。
三文オペラ (岩波文庫)
ベルトルト・ブレヒト/岩淵 達治
価格: ¥735 (税込) 文庫 出版社: 岩波書店 発売日: 2006/01 ISBN: 4003243919 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 107827位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
ワルと警察署長が親友で〜っていうような設定は、自分好みです。
私が昔に戯れに書いてみた芝居と、同じだったので、ちょっとビックリ。
千田是也・訳のほうは、「うちのレディたちを妊娠させないと責任能力の条項に〜」うんぬんのくだりの意味がよく分からなかったのですが、新訳では注釈がついていて、よく分かりました。
私が昔に戯れに書いてみた芝居と、同じだったので、ちょっとビックリ。
千田是也・訳のほうは、「うちのレディたちを妊娠させないと責任能力の条項に〜」うんぬんのくだりの意味がよく分からなかったのですが、新訳では注釈がついていて、よく分かりました。
ロンドンの盗賊の首領マクヒスが、警視総監も手玉に取り、数々の修羅場を潜り抜け、最後はまんまと爵位と褒賞を授かるという、(おそらくは)ワイマール体制崩壊前夜という時代背景を色濃く反映した戯曲。
僕は残念ながら演劇で見たことがないので分からないですが、読むだけでも「ウェストサイドストーリィ」を彷彿とさせるようなリズム感が感じられます。
機会があれば是非舞台を見てみたい。



