ひとつ前に戻る

つゆのあとさき (岩波文庫 緑 41-4)
永井 荷風
価格: ¥483 (税込)

文庫
出版社: 岩波書店
発売日: 1987/03
ASIN: 4003104145
おすすめ度:4.0
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3梅雨が近づくと思い出す1冊
銀座のカフェーの女給さんと、その女性に群がる男たちの物語。女給さんが二股も三股もかけて、たいへんだーという話です。梅雨の間の彼女の生活が、描かれています。

少し淫乱ですが、今となっては、特に刺激的な話ではありません。

ただ、題名のためか、梅雨が近づくと、読みたくなります。

少し古い言葉で書かれてますが、スラスラ読めます。慣れれば、これが、風情があっていいものです。描かれている街に、衣服に、風景に、乗り物に時代が、あります。

また読んだし、今後も読むんだろうなぁ、と思える1冊です。

5荷風先生健在
谷崎潤一郎の文壇での地位はは荷風の作品論によって確立されたのは有名な話しである。こんどは谷崎がこの作品に対して長文の作品論を書いた。例えその作品論が書かれなかったとしても本作品の評価は変らない。荷風は令状を送って、それを谷崎が額にかけたというエピソードは、文学上の師弟関係にあったふたりにふさわしい。

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