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現代世界への問い (21世紀文学の創造)
筒井 康隆
価格: ¥2,310 (税込)

単行本
出版社: 岩波書店
発売日: 2001/11
ISBN: 4000267019
おすすめ度:4.5
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難解だが爽快
サラリとよめず、難しい。しかし、非常に刺激的である。
 全部で9人の作家などが、現代文学へ問題提起をしている。その中には、島田雅彦氏や清水義範氏などもいる。個人的に大好きなのは佐藤亜紀氏の文章で、ざくざっくとめったぎりの乱れ雪月下で、読んでいて気持ち良い。
 具体的には、現代のマーケット主義や、言語と通貨、戦争、ミーム、不死、パッシング文学など、興味深い議題から現代文学を射抜く。
 筒井氏が、最後に綺麗にまとめきっているのはさすがと言わざるを得ない。だって、全ての作者の論文に言及しながら一つの流れで落とすのは相当な技量だよ。
 佐藤亜紀氏が心地よい。
一般市民を「プロレ(プロレタリアート)」といい、ポルノよんどけ、と一喝

彼女が電車にのるとき、皆が文庫本を読んでいた。
普通の作家なら嬉しく思うことだが、彼女はそうは思わない。
馬鹿が本よむと、マーケット至上主義になる。
馬鹿は本よむな、との見解l。

文学談義が意味をなすのは、せいぜい、識字率30%までである、と仰る。

書く側の気鋭によるクリティーク
島田雅彦、清水義範ほか9人の書き手かそれぞれにテーマを分担して今世紀の、果ては未来の文学の在り方を占う。文学はもう死んだ、というような物言いが平然となされる今日この頃だから、書く側からの強力なプロテストが望まれている。筒井自身は纏め役に徹している。



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