ピーター・ジャクソン監督『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の輝かしい完結編『王の帰還』。その壮大なスケールと見事な視覚効果のデザインは、プロジェクトに携わった多くのアーティストと職人にとって、数年を要する記念碑的な挑戦だった。トールキン作品のイラストを手掛け、映画のコンセプチュアル・デザインにも携わった有名イラストレーターのアラン・リーとジョン・ハウ、プロダクション・デザイナーのグラント・メイジャー、衣装デザイナーのナイラ・ディクソン、視覚効果監督のジム・リギエル、そしてジェレミー・ベネット、ダニエル・ファルコナー、ポール・ラザイン、クリスチャン・リバースを始めとした、リチャード・テイラー率いるWETAワークショップの才能ある献身的なアーティストたち――こうした人々にスポットをあてた『The Lord of the Rings: The Art of the Return of the King』は、彼らの達成した偉業に対する惜しみのない称賛といえる。500以上のスケッチ、絵画、彫塑、デジタル美術とともに、アーティスト本人による専門的解説をいたるところにちりばめた本書は、他では見ることのできない細部をたっぷりと紹介し、読む者をひきつけてやまないJ・R・R・トールキンの文学作品が、いかにして記憶に残る映画マジックに生まれ変わったかを明らかにする。
そのほとんどが絵(デッサン)や、写真で、英文はコメント程度なので、ただ眺めているだけでも大満足でした。
膨大な写真、デッサン画が毎ページにあり、映画を作るときに、各場面、各衣装、をこうやってデザインしているんだなぁ、っていうのがよくわかります。
衣装にしても、デッサンしてすぐに製作するだけではなく、時にはフィギュアを作ったりしているんですね。
小道具なども、ただ漠然とそこにあるだけではなく、ひとつひとつが何かを象徴しているということが、これを読んで(見て?)わかりました。あと、ブルーバックで撮影したものから、どのように重ねていくとかの実写との合成についても見られるので、製作部分に興味のある人も楽しめると思います。
映画好きにはたまらない一冊です。
私がこの本を買ったのは、映画を観る前でした。そして映画を観る前に中を見たのですが、私はそれほどネタバレなどを気にしないたちなので、単純に「凄い」としか思えませんでした。むしろ、凄いどころか声も出ないくらい、圧巻で。
アートブックを買ったのは今回が初めてなのですが、設定画の細かさに驚きました。鎧ひとつにも、いくつもパターンを考えてあって、それぞれにきちんとしたコンセプトが存在していて・・・、どこまでも凝っていて、凄く手をかけているんだということを感じました。それと、作っている人たちの、作品への愛情も。
中はすべて英語なので、解説の文章などを読むのは英語が出来ない人には大変だと思いますが(私もほとんど読んでません)単純に絵と写真を楽しみたいだけでしたら、英語がわからなくても大丈夫です。
絵を描くのが好きな人には、良い資料にもなると思います。お勧めですv
星4つなのは、中が全部英語のを買ってしまった、というそれだけです;読むの疲れます・・。