この作家の本は、もっと読まれていい、と思う反面、大ベストセラーにはなって欲しくない。もっともアメリカでは、出る本、出る本すべてがベストセラーだけど。親しい友人に、「この本、いいよ」ってこっそり教えてあげたくなるような本、そういう本である。
ボルチモア近辺を舞台とする小市民の、派手さはないが、しんみりじっくり味わいのある人生模様。
読み終わった後、何年か経って、もう一度読み返したくなる、そんな本である。
Breathing Lessons
Anne Tyler
価格: ¥826 (税込) マスマーケット 出版社: Ballantine Books (Mm) 発売日: 2006/09/26 ISBN: 0345485599 おすすめ度: ![]() Amazon ランキング: 113977位 発送可能時期: 通常24時間以内に発送 ![]() |
軽快で瑞々しい会話、リアリティのある描写で丹念に紡ぎ出される人物像。
そばにいたらさぞうっとおしいであろう、主人公のおせっかいな世話焼きおばさんが、
だんだん愛らしく、ひとりの悩める普遍的な女性に感じられるあたりからどんどん引き込まれていきます。
アン・タイラーはさしずめ向田邦子!(と、個人的には思います・・・)
そばにいたらさぞうっとおしいであろう、主人公のおせっかいな世話焼きおばさんが、
だんだん愛らしく、ひとりの悩める普遍的な女性に感じられるあたりからどんどん引き込まれていきます。
アン・タイラーはさしずめ向田邦子!(と、個人的には思います・・・)
アメリカにもこんな小説を書く作家がいるんだなー、としみじみ思っちゃいました。
「父の詫び状」などがお好きな方、お勧めです。
家族とか何か、日々を積み重ねて生きていくその面白さや悲しみを、
ちょっとしんみり・じーんとしながらも考えさせられ、そしてあったかい気持ちになる一冊です。



